力を封じるもの

法と国際社会

日本の核武装 2 
仕入元在庫あり

著者:さかきゆい 
出版社:五月書房新社 八木書店
価格:1,800円

発売日:2026年06月
判型:四六判/ページ数:224
ISBN:9784909542816

内容情報(日販商品データベースより)

■「核武装できない」の正体を、9つのハードルで解体する

前巻『日本の核武装T 知られざる実力』で、著者は一つの結論を提示した−−「日本の核武装は、やろうと思えばできる状態にある。しかしやるかどうかは、別の次元の問題だ」。

本書はその「別の次元」を正面から論じる。なぜ日本は核武装できないのか。その答えは、9つのハードルの中にある。



■ 9つのハードルとは何か

第一層〈見えないハードル〉−−非核三原則と敵国条項。どちらも法律でも条約でもない。にもかかわらず、最も強力に日本を縛っている。

第二層〈最大の実質的障壁〉−−日米原子力協定。日本の核燃料・技術・施設のすべてに、アメリカの「同意権」が及ぶ。本書の第一のクライマックスとなる章である。

第三層〈国際的な包囲網〉−−NPT、IAEA保障措置、追加議定書、CTBT。単体では越えられないわけではないのに、四つが重なることで逃げ道が消える。

第四層〈国内法の縛り〉−−原子力基本法の「平和の目的に限り」という6文字、炉規法・外為法が物理的に核の転用を塞ぐ構造。

そして第10章では、ウクライナとイラン、二つの国の末路を見る。



■「核の傘」という虚構を直視する

特別重要章として「日米安全保障条約」を据えた。条約は本当に日本を「守る」と書いているのか。日本語テキストは「正文」だったのか。ジョン・J・ミアシャイマー博士の一言が、9つのハードルの本質を貫く−−「日本が核を持てるかは、実はとても簡単なことだ。アメリカが了承すれば良いだけだ」。

ウクライナ戦争を経て揺らぐ「核の傘」、フォーリン・アフェアーズが論じ始めた日本核武装論、高市政権下で焦点化した「持ち込ませず」見直し議論−−。地盤が動き始めた今、日本の安全保障を語るために必読の一冊。

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