東本願寺三十年紛争 増補改訂版
戦後仏教界最大の紛争とも呼ばれる東本願寺の三十年に亘る紛争は、戦後の経済成長を謳歌する日本社会に大きな衝撃を与えた。
その「事件現場」で、毎日新聞記者として紛争をつぶさに取材した記者が渾身の筆を揮って書きあげた本書は、紛争の諸相と奥深い背景を見事に描き上げた名著として、日本近代仏教史にその名を留めている。
やがて紛争の終結と共に、紛争の当事者も記憶も時の彼方に追いやられてしまったのだが、教団内の有志の復刻の声やまず、ここに『増補改訂版東本願寺三十年紛争』として復刻、その後の教団の動向を伝える「補遺」を新たに加えた。
仏教教団に逆風が吹き荒れる時代を迎えた今、紛争の記録は何を教えてくれるのだろうか?