観光的なものを組みなおす
文化・歴史・倫理の観光社会学
著者:須藤廣 松本健太郎(メディア論) 多田治
出版社:公人の友社
価格:2,800円
発売日:2025年11月
判型:A5/ページ数:312
ISBN:9784875559320
本書は、従来の観光研究の座標軸をずらし、理論と現実の双方から捉え直す挑戦である。
現代において、「観光」はこれまでの意味における「観光」の枠を超え、「観光的なもの」へと拡張し、社会・文化を構成する重要な要素として躍り出ている。「観光」は以前のようには、市場的な制度や労働と余暇の枠組みに回収できない広がりを見せており、観光的なフレームワークがいまや私たちの周囲の隅々にまで入り込み、世界を「観光的なもの」へと変容させている。つまり、今日の「観光」は経済・政治・テクノロジー・社会・文化・芸術といった諸領域を横断しながら、新しい関係性や価値を生成する動的な現象なのである。
本書では、観光が社会・文化・倫理を日々「組みなおす」現実を捉えるとともに、新たな観光研究の理論を模索する。