春の雨にぬれて、獅子はおどる

講談社・文学の扉  
仕入元在庫あり

著者:岳明秀 いとうあつき 
出版社:講談社 
価格:1,500円

発売日:2025年11月
判型:四六判/ページ数:160
ISBN:9784065414767

内容情報(日販商品データベースより)

■第27回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品

親の都合で、東京から岐阜の山あいの村へ引っ越してきた、小学五年生のナオコ。
正月明けに新しい学校に行くと、ここにはずっと続けてきたサッカークラブがないという。環境の違いや、降りつづく深い雪に戸惑うなか、春祭りに向けた獅子舞の見学をきっかけに、ナオコにはある願いが芽生える。

それは、「獅子を舞いたい」というもの。
獅子舞では、女の子は演奏(笛)を担当してきた。「女の子が笛、男の子が獅子」という決まりを変え、ナオコは初めての「おんな獅子」となる。男子のショータとともに、二人一組で獅子舞のけいこをするのだが……。

不安や戸惑い、そして期待が交差する日々の中で、ナオコはまだ知らなかった村暮らしの楽しさに出会っていく。
心の揺れをみずみずしく描いた、美しい一作。

第26回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。
[選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]

<< 前のページへ