今日はさしみかった

KAIKA 2 
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著者:具志川具志男 
出版社:笠間書院 
価格:1,800円

発売日:2025年11月
判型:四六判/ページ数:160
ISBN:9784305710604

内容情報(日販商品データベースより)

無職のときに短歌を始めた著者が、サブカルから社会まで、妄想力を駆使して詠った第一歌集。笹 公人×具志川具志男 おもしろ師弟対談も収録!



街の哀愁ハンター・具志川具志男。

レトロ×マヌケ=哀愁

この等式こそが、彼の短歌の本質である。

笹 公人



具志川さんは2005年にJ-WAVEで放送していた「笹公人の短歌blog」に投稿してくれていたんですよね。その頃から具志川具志男でやっていて。名前もインパクトがあるし歌も面白いから、僕はよく採用していて。当時はあの笹井宏之君と競った。(中略)それから歌会に来てくれるようになり、「未来」に入会して4年くらい経ちますよね。具志川さんは僕の歌のお笑い的な部分を受け継いでくれているひとりです。具志川さんは歌会にたくさん出てるから、歌もどんどん良くなる。「夕暮れに『さしみかった』とLINEすれば読み間違えて優しくなる妻」は特に印象に残っていて、歌集を出すならタイトルは「今日はさしみかった」がいいんじゃないかってずっと言ってたんですね。

解説対談 笹 公人×具志川具志男より



<収録歌より>

夕暮れに「さしみかった」とLINEすれば読み間違えて優しくなる妻

一年ぶりに泊まったホテルでWi-Fiが勝手につながるような再会

とこしえに実家で暮らす弟はテレビの中にシーマンを飼う

zipファイルとパスワードが別々に届くみたいに雷が来る

自分とはあなたのことであなたから自分と呼ばれし夜の岸和田



KAIKAレーベルとは……

日本最古の歌集『万葉集』から、現代短歌まで。KAIKAレーベルは、日本文学、日本語、日本文化などの専門書、学術書、一般書を主に編集・出版してきた笠間書院が、ベテラン歌人の監修のもと、現代歌人の第一歌集を刊行するために立ち上げました。上代から現代まで、あらゆる文学をつなぐ架け橋のひとつです。

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