「休むと迷惑」という呪縛

学校は休み方を教えない

平凡社新書 1092 
仕入元在庫あり

著者:保坂亨 
出版社:平凡社 
価格:1,100円

発売日:2025年10月
判型:新書/ページ数:256
ISBN:9784582860924

内容情報(日販商品データベースより)

働き方改革が推進され、コロナ禍を経た今もなお、長時間労働はなくならず、その対策も後手に回り続けている。過労死、「自己研鑽」という労働時間のグレーゾーン、そして「定額働かせ放題」と言われる教員の働き方……。
なぜ私たちは「休むこと」をためらってしまうのか? その原因は学校教育にあった。
皆勤賞で「休まないのは良いこと」という意識を刷り込まれ、部活動を通し「休むと皆に迷惑がかかる」と考えるようになる――。
本書では、戦後の学校教育が教えてきた「休まない美徳」の問題点を指摘しつつ、誰もが休みやすい社会を作っていくためのヒントを示す。

【目次】
序章 「休むこと」から目を背ける日本社会は変われるのか?

第1部 「休むこと」を選ばない大人たち
 第1章 働き方改革の行方
 第2章 専門職人材の育成
 第3章 教育現場の「働き方改革」

第2部 「休むこと」を教えない学校教育
 第4章 学校の役割
 第5章 日本の学校が教えてきたこと
 第6章 学校を休んではいけない
 第7章 私たちは「休むこと」を知らない

第3部 「休むこと」を学ぶ
 第8章 高校で「休むこと」を学ぶために
 第9章 小中学校で「休むこと」を学ぶために
 第10章 ルールは変えられる!

終章 自我を育てる日本社会へ

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