文化資本論
哲学する日本の資本作用
構造化する作用としての文化資本を提起し深めてきた、世界第一線の理論生産。ブルデューの「構造化された諸構造」としての文化資本論の先を開く。<非分離、述語制、場所、非自己>の日本原理とその資本作用は、近代の「分離、主語制・客観制、社会、自我自己」に代わる、新たな普遍原理の作用である。
マネジメントはたまたま経済企業で最初に使われたのであって、政治、経済、制度、社会、文化のあらゆる局面で要される技術であり、文化資本がその軸になる。
智的資本と情緒資本とによって、文化資本は働きの中の働きをなす。シニフィアンとしての資本作用の、本源的な総括の書。