悪役令嬢はもう死にたくないので抱かれることにした
高慢な侯爵令嬢エルネスティーネは公爵との結婚を目前に控えたある日、何者かに殺されてしまう。が、次に目覚めたのはベッドの上。しかも殺された日から数年、時が巻き戻っていた。
殺された原因が公爵との結婚と自らの高慢な態度にあったと反省したエルネスティーネは「もう二度と殺されたくない」と言動をあらため、公爵との結婚話を避けるため王族(しかも引きこもりと噂で女性に免疫がなさそうな第二王子)と関係を持って護衛してもらおうと思いつき、王宮に出仕するがなかなか接点がない。
そんなある日、王宮で貴族子弟に絡まれたエルネスティーネは文官ナサニエルに助けられ、あろうことか唇まで奪われてしまう。しかし、ナサニエルこそエルネスティーネが狙う第二王子その人だった……。