動態としての教育
ルーマンの社会システム理論から捉えた学校・家族・教育学
本書は、ドイツ人社会学者ニクラス・ルーマンの社会システム理論に依拠し、学校、家族、教育学など、教育という現象に関わる様々なシステム間関係の解明を試みるものである。中心となるのは、道徳、学級、学習、能力や学力、教育のグローバル化、政治システムと学校教育の関係、予期に基づく自己調整、家族、権利と責任、教育学と教育実践の関係性などである。さらに本書の冒頭では彼の理論の全体像も紹介され、ルーマンの社会システム理論に必ずしも詳しくない読者にとって、入門書としての役割も果たしうるだろう。