五行歌集 忘れることは神様がくれたプレゼント
山野さくら氏、『横浜の空』につづく、第2五行歌集。
本作は、一冊全編が、母、お母さん、の歌である。子どもの頃の思い出から、介護をとおして感じたこと、学んだことなど、多くの共感を得るだろう。
十年の間に、母はだんだんにできる事が減っていった。確実に老いていく。でも、その度にできることを考え、取り組んだ。老いることは、挑戦を続けることでもあると知った。
また、人の生き方や生き甲斐について、生きることの意味について嫌でも考えさせられた。薬をつかえば長生きできる。でも、私はそれでよいのか。
晩年を母と一緒に過ごせたことで、私は考え成長できた。その意味で、母は最期まで母であった。
(作者 あとがきより)