零落の賦

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著者:四方田犬彦 
出版社:作品社 
価格:3,400円

発売日:2025年08月
判型:四六判/ページ数:396
ISBN:9784867931059

内容情報(日販商品データベースより)

天界の神々、文武に長けた皇帝、社交界の貴公子から、ハリウッド映画の女優まで、名誉と栄光を欲しいがまま生きた者たちは、なぜにかくも見捨てられ、忘れられ、悲惨な終末を遂げるのか。



文学、演劇、映画を横断し、人間存在の本質に宿る〈零落〉を論じる長編エッセイ。

『摩滅の賦』、『愚行の賦』に続く三部作、ここに完結!



「零落とは単なる道徳的堕落でも、政治的転向でもない。棄教後の隠遁でもなければ、蓄財を失って絶望に打ちひしがれることでもない。社交界から追放され、忘れられた存在になるだけでは、まだ充分に零落したとはいえない。零落とはこうした個々の苦境のすべてを超えた厄難であり、他人の目には識別されこそすれ、けっして余人には理解されることのない実存的状況である」



【目次】

天上人間

神々の流竄

不死という劫罰

わが隣人 シャルリュス

世紀末の貴公子たち

メリエスとキートン

ルイス・ブルックスの転落と復活

能の鎮魂

貴種流離

残菊大輪

隠岐、黒海

参考・引用文献

後記 乱

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