密教法具に学ぶ 新装版

付・読経の精神と功徳

仕入元在庫あり

著者:今井幹雄 
出版社:東方出版(大阪) 
価格:3,000円

発売日:2025年08月
判型:四六判/ページ数:225
ISBN:9784862494696

内容情報(日販商品データベースより)

加持の法具である密教法具は、衆生(=行者)の即身成仏を

助けるための如来大悲の象徴である──密教法具にこめられ

た意義と作用を、主に在家の人びとを対象に詳細に解説。

併せて読経の大切さについても平明に説く。

口絵カラー一葉。



?目次

I 修法道場は荘厳された生命の世界

   密教寺院は何故薄暗いか/青年修行僧の思い出/須弥壇上は

   生命の種々相

  宮殿──精神の具象化

   餓鬼の棲家は諸々の不浄所

  秘仏──絶対を象徴するもの

   絶対は眼に見えない/仏の真身は見ることが出来ない/現象

   は皆如来である/拝むことによって仏になる



U 密教法具に秘められている加持の真理

  加持──仏の力を戴く秘法

   真言宗は加持の法門/智慧と慈悲を象徴するもの/仏の慈悲

   と衆生の新人を表す/供養腹三日は仏の慈悲

  脇侍──智慧と慈悲の象徴

   何故に「如来の大悲」か/文殊は足に利剣を執るか/般若とは

  「如」に達する智慧/魔の宮殿を崩壊させる仏智/慈悲の悲は智

   慧の悲しみ/大悲とは智慧ある慈悲/ほか

  大壇──金剛堅固の法域

   菩薩永劫修行の道場/曼荼羅とは何か/荘厳とは拝むことである

  結界──求道心が築く法域

   求道心の有無を問う結界/金剛軍荼利と毘那耶伽/行者の妄念

   に呼応する魔性たち

  金剛?──求道心を支えるもの

   金剛?と金剛線/五種結界が意味するもの

  多宝塔──精神の尊厳の象徴

   法身の舎利を納めるもの/大地こそ仏法の基盤/何故大日如来は

   ア字であるか/舎利塔が意味するもの

  五瓶花──生命の花を開かせるもの

   水は何故に宝珠であるか/何故に宝瓶であるか/龍とは衆生の業

   である/五色とは仏の慈悲を表す/ほか

  輪宝──煩悩即菩提の説法

  羯磨──仏凡一如の事業完成



V 加持の法力を象徴するもの

  礼盤──菩薩の台座

   修法者は菩薩である

  塗香──三業の垢穢を断除するもの

   垢穢を浄める戒律

  洒水──生命を潤すもの

   慈悲

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