教会、その破れと再生
著者:越川弘英
出版社:日本基督教団出版局 日本キリスト教書販売
価格:1,400円
発売日:2025年07月
判型:四六判/ページ数:128
ISBN:9784818411999
教会につまずく、教会が分裂する、教会の信徒同士が裁き合う……。愛と赦しを説く教会共同体にも人間的な争いが生じることがある。しかも、そのような争いの多くは信仰の本質とはかけ離れた人間的な行き違い、ボタンの掛け違いによる。そのような「破れ」を経験した教会共同体はどのような道筋で再生するのだろうか。その足がかりはなんだろうか。本書では、さまざまな「破れ」の事例を紹介しつつ、教会が真に拠って立つ土台を考察し、さらに、向かうべき未来も指し示す。
【目次】
教会の破れ
人を信じられないときにも……原田裕子
キリストとの交わりから離れて……田邊由紀夫
枝から離れてしまった葉っぱ……塩谷直也
危機に際して考えるべきこと……藤盛勇紀
私を、教会を変えてくださる力……鈴木脩平
再生の基礎
「教会」と「聖徒の交わり」……村上 伸
「聖徒の交わり」を信ず……大宮 溥
ひとつの体としての教会……長津 栄
語りかける神の言葉を聴く喜び……石田 学
説教を聴くという能動的で創造的な行為……小泉 健
教会の未来
祝福された少数者を目指して─東日本大震災を経験して……石田 学
時のはざまに響く声─コロナ禍を経験して……平野克己
旅する教会……加藤博道
主の再び来りたまふを待ち望む……小堀康彦