ルクリュの19世紀世界地理 第2期セレクション 4

アジア大陸とロシア東部 アジア総説、カフカス地方、アラル・カスピ海流域、シベリア 
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著者:エリゼ・ルクリュ 柴田匡平 
出版社:古今書院 
価格:48,000円

発売日:2025年08月
判型:A5/ページ数:974
ISBN:9784772290180

内容情報(日販商品データベースより)

フランスの地理学者エリゼ・ルクリュ(Reclus, Elis〓e1830-1905)が調査旅行や文献を駆使して書き上げた『新世界地理―地球と人間』(Nouvelle g〓ographie universelle: la terre et les hommes)全19巻を邦訳。本書は1881年刊行の原著第6巻。


かつてモスクワ周辺の小国だった「ロシア」は、16世紀中頃にモンゴルからの支配を脱し、ウラル山脈を越えてシベリアに進出し、先住民を次々支配して17世紀中頃には極東の太平洋岸に達した。さらに18?19世紀には中央アジア各地を併合していく。しかし20世紀に入ると、1904年に日露戦争に敗れ、1917年の革命によって帝政ロシアは消滅し、ソ連に移行した。


本書が紹介するのは、19世紀のロシア周辺をめぐる動向。中央アジアへのロシアの進出、ロシアと中国(清)との折衝、アメリカや日本が関係する極東情勢など、ロシアの近代史のみえにくい経緯を、本書は詳細に記述する。


冒頭の「アジア概説」では、アジア全般の地勢、民族や宗教、交通や交易、ヨーロッパ諸国の進出状況を概観。ロシアに支配されていった当時の中央アジア?シベリア?極東の広範囲にわたる先住民たちの民族・文化・風土も、当時のスケッチをまじえて詳しく紹介する。


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