教師という希望
視覚障害教師の50年史
教員採用において障害者を欠格とする内規が存在した1970年代から
障害のある教師の雇用に合理的配慮が義務づけられている現在までの50年にわたる視覚障害教師の記録。
第1部「門戸を開く」では1970年代から1980年代前半に視覚障害者に教職の道を開いた4名。
第2部「隘路を歩む」は1980年代後半から1990年代にまだ異例だった視覚障害教師として働き続ける方策を模索した4名。
第3部「行方を探る」は2000年以降から現在、視覚障害者が働くために必要な環境を職場に作りながら、
障害教師の存在意義を探求する4名のライフヒストリーを描き、この12人のライフヒストリーに関連して、
さらに19人の視覚障害教師の個人史を本筋を補強する史料として織り込んだ。
視覚障害教師たちの記憶を書きとどめ、置き去りにされた事実を教育史に位置づける一冊。