資本主義の次に来るもの
中小企業と地域経済から見える次の経済のかたち
―「終焉」のその先に、何があるのか―
「資本主義はもう限界である」との考えが人々のあいだに浸透しつつある昨今。ところが、仮に資本主義が終わりを迎えたとして、次にいったいどのような社会システムが構築されるのだろうか。
本書は、改めて資本主義の構造や問題点を丁寧に解説するとともに、現代を資本主義の最終段階と捉え、やがて訪れるであろう次の社会には、資本主義の何が残り、また新たに何が求められるのかといった問題を大胆に、そして緻密に検証した意欲的な一書である。
経済学を専門に研究に取り組んできた著者が、資本主義という巨大なシステムを制度・歴史・統計の視点から多角的に解明し、未来に向けた議論を展開する!