何クソ!人生
激動の昭和を生き抜いた男の商い人生史
我が商い人生に悔いなし。
爆撃の地響きを感じながら、防空壕の中で震えるほどの恐怖を味わうこともあった幼少期の記憶。敗戦から数年後、突如現れた伯母の養子となり、苗字が変わったことへのためらい。家族で始めた縄製造の事業と夜間学校への通学。
そして将来への強い不安などから誘発されたうつ病と結婚の失敗…。
決して順風満帆な人生とは言えないかもしれないが、壁に突き当たる度に「何クソ!」の負けじ魂で困難を乗り越えてきた。
人生の晩秋を迎えた今、来し方を振り返りながら、その生涯を振り返る。