無数を振り切っていけ

お取り寄せ
(品切れの場合はご連絡いたします)

著者:馬場めぐみ 
出版社:短歌研究社 
価格:2,200円

発売日:2025年06月
判型:四六判/ページ数:160
ISBN:9784862727978

内容情報(日販商品データベースより)


  身を投げる無数の窓を振り切って生き延びて今晴れた公園


短歌研究新人賞受賞から13年を経て、待望の第一歌集。321首を収録。


窓によぎるいくつもの憧れを振り切って、ここまで来たんだな、あなたは。
お互いそうやって生き延びてきた。 
 ──山中千瀬

〓き出しの迫力に惹かれ、魂の熱量に感嘆した。
「生き延びて今」は晴天に掲げられたトロフィーだ。 
 ──栗木京子

無力さの中の凄まじい輝き。
〈私〉の前に広がる膨大な未来からの圧が、今ここを永遠に接続しているようだ。
 ──穂村 弘


【収録歌より】

歯ブラシで排水口をひたすらにこする時の目でなにもかもを見る

浴槽は海に繋がっていません だけどいちばん夜明けに近い

あなただけ方舟に乗せられたなら何度も何度も手を振るからね

二十二で死なずに今日も金星はおもちゃのごとく可愛いひかり

思春期に正しい終わらせ方はないけれどもう壊れたくならないな


装幀=花山周子

<< 前のページへ