川がパンクしちゃった!
もりのがっこうとどうぶつたち
ざあざあ ざあ ざあ……。森に、つよい雨がもう何日も降り続いています。
だけど「もりのがっこう」では、森の動物の子どもたちが、いつものように元気に過ごしていました。
そんなとき、お仕事で出かけていたふくろうの校長先生が、息を切らして戻ってくるなり叫びました。
「みなさん、にげましょう! もうじき、そばの小川があふれます!」
なんと、学校のすぐ近くを流れる小川が、みんなの知らないうちにどんどん水かさを増して、今にもあふれ出しそうになっていたのです。
そして、あっという間に、水は村や畑にまで広がっていきました。
でも、これはまだ、このあと起こる大変なできごとの、ほんの始まりだったのです……。
* * *
大水害が起こるとき、少しずつ事態が悪化していくのではありません。
ある時点(転換点)を越えたら、一気に破局的な事態へと進みます。
「あっという間」に逃げられなくなる。
「あっという間」に、命の危機にさらされる。水害の怖さを伝えたいのです。