〈私〉の拡大と物語の現在
戦後日本の近現代文学、サブカルチャー
著者:山田夏樹 出版社:ひつじ書房 価格:6,800円 発売日:2025年05月 判型:四六判/ページ数:504 ISBN:9784823412998
三島由紀夫、大江健三郎、北杜夫、村上春樹などの戦後文学や、手塚治虫、富野由悠季などのサブカルチャーを再読し、〈私〉の変容を探る。かつて内面的な自己表現の場であった物語は、現代のキャラクター化や断片的消費の中で新たな意味を持つ。戦後文学における〈私〉の語りとネット時代の自己演出を結びつけ、物語の受容とアイデンティティの変遷を読み解く。過去と現在を横断しながら〈私〉とナラティブのあり方を問い直す一冊。
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