日比友好の架け橋 南部敦子への手紙

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著者:アマデオ・アルボレーダ 城由紀子 
出版社:彩流社 
価格:2,300円

発売日:2025年05月
判型:四六判/ページ数:184
ISBN:9784779130489

内容情報(日販商品データベースより)

"戦後の日本とフィリピンの友好に貢献した
陸上選手・南部敦子へ、あるフィリピン人から感謝を込めて――

1954年にフィリピンで開催された第2回アジア競技大会で、女子100m走で優勝した日本陸上チームの南部敦子。
第二次世界大戦の記憶からフィリピン国民は日本に対して敵意を持っていたのだが、その時、フィリピンの観衆は、南部の勝利を
温かく迎え入れ、地元の新聞は南部を「大会の恋人」と好意的に呼んだのだった。観衆の一人だった大学生アマデオ・アルボレーダ氏はそのことに驚き、深い感銘を受けていた。
1969年、日本で働くことになったアルボレーダは、南部を訪ねその功績について語り合いたいと考えた。
しかし翌年、彼は南部の交通事故死というショッキングなニュースを目にする。にもかかわらず、何年も喪に服したのち、
彼は南部についてもっと知ろうと決心することとなり、彼女の母親や娘など、彼女を知る多くの人々と接触し続けることで、
予期せぬさまざまな出会いへとつながっていくこととなった。
本書はアルボレーダから天国の南部敦子への手紙という形で、その探索の軌跡をたどったものである。
原書「Mabuting Loob Atsuko Nambu ?A Filipino Memory」Ateneo de Manila University Press, 2022"

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