電車とバスでめぐる 中部地方の美しき庭園
写真付きガイドブック
中部に眠る庭園、再発見の旅―。
日本庭園に関する書籍には京都を中心に取り上げたものが多く、一方で中部地方の庭に注目した解説書や写真集は少ない。
しかし、中部の「庭」にも確かに独自の文化や歴史があり、訪れてみる価値のある場所は数多く存在する。
加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる手水鉢が据えられている、犬山市の有楽苑にある国宝茶室・如庵を皮切りに、四季折々の景観と日本庭園の融合に加え、白砂と松の色のコントラストが鑑賞者を無の境地へと誘う岡崎公園内にある「城南亭」など、中部地方に点在する30の露地・庭園を豊富な写真とともに紹介する。