評伝 今岡十一郎

日本とハンガリーの架け橋

仕入元在庫あり

著者:梅村裕子 
出版社:彩流社 
価格:3,500円

発売日:2025年04月
判型:四六判/ページ数:320
ISBN:9784779130434

内容情報(日販商品データベースより)

戦前ハンガリーで最も知られた日本人であった今岡は、ハンガリーを日本へ紹介した最大の功労者でもあった。彼が帰国して以後の、第二次世界大戦中、ハンガリーと日本は同盟国として蜜月時代を迎え、今岡はトゥラン主義運動を含む日洪文化交流を促進する推進役を務めた。終戦とともに始まった冷戦体制によって両国は分断されるが、1956年のハンガリー動乱によって、世界だけでなく日本からも注目が集まり、今岡は再び難民支援など交流の最前線に立った。本書は、長い間ほとんど知られずに眠っていた彼の遺品の発見から端を発し、それらの資料を精査し見えてきた彼の全活動の詳細、ハンガリー人達との交流史を描いたものである。

●今岡十一郎(1888-1973) は1920年代、ハンガリーに9年間滞在し、講演や文筆活動で日本人として初めて、ハンガリーにおいて名前を知られるようになった人物である。ハンガリー語がうまく本邦初のハンガリー語辞典を編纂し、日本・ハンガリー交流の礎を築いた。両国は戦前、文化協定を結ぶなど密接な関係になった時期もあり、その際の中心人物として活動し、多くの著書も出している。

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