戦争を〈読む〉
Reading war
戦争をモチーフとした文学テクストを選りすぐり、現代の時代を生きる私たちに投げかける問題に迫る。戦争について何かが分かったつもりになって〈大きな物語〉のなかに安住するのではなく、戦争を多様な局面から捉え直し、私たちが戦争に対して漠然と抱くイメージを細分化していく。文学としての魅力を持った作品の収録と、それぞれを〈問題編成〉の観点からテクストがいまこの時代を生きている私たちにどのような問題を投げかけているかという観点から考察を加え、また研究への案内となるような資料の紹介を行う。