古筆で読む百人一首
比べる 調べる 考える
百人一首の和歌全てを、編著者が収集した百二十余枚の古筆切を用いて、網羅した初の「百人一首断簡集成」。
並んだ古筆切の筆跡はさまざま、色々とバラエティに富んだ古筆切をあれこれ「比べて」読めば、くずし字・変体仮名の入門にはうってつけ。「和歌」の初学書としても定評がある百人一首は、「日本古典文学」の入門書としても最適。ただし、和歌一首の意味や作者の伝記に関する詳細はあえて記さず、代わりに随所に掲載した「?てみよう」と題したコラムで問題を提示、自分で「調べて」「考える」自学自習のためのテキスト。
百人一首の断簡を通覧し、日本古典文学・和歌文学の入門用として、また『百人一首』のプレーンなテキストを提供することを目的に編まれた一書。