民衆仏教の形成と日本中世

思文閣人文叢書  
仕入元在庫あり

著者:上川通夫 
出版社:思文閣出版 
価格:10,000円

発売日:2025年03月
判型:A5/ページ数:504
ISBN:9784784221035

内容情報(日販商品データベースより)

国家宗教として日本に導入された仏教は、中世にいたって広く社会に定着したとされる。ただし中世仏教は、権門体制論や顕密体制論において、権力側が民衆を編成し、抑圧する装置としての側面が強調されている。はたして中世の民衆は仏教を押し付けられただけの存在なのか? 
本書は、民衆自身の生存と権力支配への抵抗を求める普遍的な思想が、仏教の用語や思想(慈悲、不殺生、和合など)と接することで表現された可能性を追求する。断片的ながら願文、起請文、村の禁制、地域の小規模寺院の存在などに史料的痕跡を見出し、民衆思想として萌芽した状況を浮かび上がらせる。

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