物語じゃないただの傷

仕入元在庫あり

著者:大前粟生 
出版社:河出書房新社 
価格:1,720円

発売日:2025年03月
判型:四六判/ページ数:144
ISBN:9784309039503

内容情報(日販商品データベースより)

「男の僕が有害な男性性を告発することが僕の大義なのだと、本気で思った。どこで間違った?」
ポリコレ系文化人×弱者男性芸人
自らの傷を利用する二人の男。歪な同居生活の行く末は――
【『ぬいしゃべ』著者、入魂の衝撃作!!】
映画化もされた『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』でジェンダー差別に傷つく男性の姿を繊細に描き、話題を呼んだ作家・大前粟生。
本作は、「差別への抵抗・告発すらも消費される社会」の闇へも踏み込んだ超渾身作。
「増幅していく差別と偏見と絶望を受け止めた先に、大前さんは一筋の光を見出す。」 
―吉田恵里香(脚本家・NHK連続テレビ小説『虎に翼』アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』他)
「この物語が届かない時代なら、もう本当に手遅れだ。」
―大島育宙(芸人・YouTuber)

<< 前のページへ