国際法 新訂
1.国際社会の進展と現代国際法の展開 2.国際法の存在形式と非拘束的文書 3.条約法と外交・領事関係法 4.国際法と国内法 5.国際法における行為主体 6.国家管轄権と国家免除 7.陸地・空・宇宙空間 8.海洋法 9.国際法における個人 10.人権の国際的保障 11.経済活動と環境保護に関する法 12.国家の国際責任 13.国際紛争の平和的処理 14.武力行使の規制と安全保障 15.武力紛争と法
現代の国際法は、国際社会におけるアクターの多様化、科学技術の発展によるこれらアクターの活動領域の拡大と深化、各種領域における国際・国内(準)司法機関の活動の活性化とその判断の国際法規範への影響等から、その規律範囲を年々拡大させるとともに、アクターを規律する手段たるルールの詳細化と精緻化を日々試みている。
本書では、国際社会の進展に対応して上記のような特徴を有する現代国際法について、その体系の幹にあたる諸原則や諸公理を基本に据えつつ、新たなルールの展開とその方向性を解説する。