おじばさん
「わたしのパパはかわってる。おじさんなのにおばさんみたい。だからわたしはおじばさんってよんでます。だれにもいったことがない、わたしだけのよびなです。」――どこにでもいそうな女の子と、少し変わって見えるパパ。思春期にさしかかる10歳の女の子の視線を通して語られる二人の生活は、小学生から大人まで誰もがいつか見た、感じたことのある、少し切ない情景を思い起こさせてくれるはず。水彩にアクリル絵の具、色クレヨン、色鉛筆で描かれるやわらかな詩情あふれる繊細で美しいページの連続にも、自然と心踊ります。