刑務所に回復共同体をつくる

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著者:毛利真弓 
出版社:青土社 
価格:2,600円

発売日:2024年12月
判型:四六判/ページ数:360
ISBN:9784791776894

内容情報(日販商品データベースより)

《「あなたについて教えてください」と聞かれても絶対最後まで話さないような、そんな記憶や体験について語ってもらう場を作ることが、私の仕事だった−−》
対等性と自由が尊重された集団のなかで対話を行い、個々人が抱える問題や症状からの回復を目指す「回復共同体(TC)」。映画『プリズン・サークル』の舞台となった島根県の官民協働刑務所で、日本初となるTCの立ち上げに携わった心理士が、その実践を初めて綴る。

[目次]

序章 アミティの門を叩く−−変化への入口

第I部 回復共同体と出会う
第1章 「援助職」という名の盾−−少年鑑別所にて
第2章 専門家役割の模索−−アミティとの出会いまで
  コラム1 グループが健康的な機能を発揮できないとき
第3章 回復共同体構築への準備−−対話にならない会話
  コラム2 TCの歴史
  コラム3 「被害者等の心情等の聴取・伝達制度」に思うこと

第II部 回復共同体をともにつくる
第4章 罰を受ける場としての刑務所−−トラウマティックな組織の住人たち
  コラム4 囚人化と犯罪者化
第5章 対話の文化を持ち込む−−変化のための土壌づくり
第6章 話すことは放すこと−−被害者から加害者へ、そして一人の「人」へ
第7章 対話の文化を根づかせる−−回復共同体の成熟
  コラム5 TCに関する当事者のネガティブな意見

第III部 回復共同体を支える
第8章 刑務官という役割−−トラウマティックな組織の職員たち
  コラム6 組織のトラウマ
  コラム7 トラウマインフォームドケアの流行に思うこと
第9章 専門職もつらいよ−−支援者集団の反応
第10章 援助職自身の成長と回復に向けて−−手放すものとつかむもの

第IV部 回復共同体から離れて
第11章 つながりを社会へ−−訓練生たちのその後
第12章 対話の場を広げる−−治療法から尊重の文化へ

あとがき
文献一覧

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