季刊民族学 188(2024 Apr.)
特集 「シン・シャーマニズム論―カミとつながる技術」 〜ラッパーは現代のシャーマン? 憑依の秘密に迫る〜
シャーマンとは、異世界を旅し、精霊や野生動物と交流することで、異なる姿や新たな能力を獲得した人びとのことです。
近年ではアメリカにおける認知科学の発達にともない、シャーマンがカミとつながるための技術(技法)の秘密に迫るような新しい研究が生まれています。こうしたシャーマニックな技術に着目し、人間の内的世界、人間の心の仕組みを明らかにするうえでの重要なヒントを探ります。