思考することば

転換期を読む 33 
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著者:大岡信 野沢啓 
出版社:未来社 
価格:2,400円

発売日:2024年09月
判型:四六判/ページ数:220
ISBN:9784624934538

内容情報(日販商品データベースより)

日本の古典文学論をはじめ現代詩の世界でも詩と詩論によって中心となって活動し、晩年は『折々の歌』などで啓蒙的な役割もはたした大岡信は、若いときから戦後詩の主流だった鮎川信夫をはじめとする『荒地』派世代の主導する詩のありかたに疑義を呈し、みずからの同世代を感受性の王国の世代として称揚し、活発な詩論活動を展開して広い意味での戦後詩をリードした。その活動の初期において「ことば」そのものの創造性をめぐって本質的な問題点を提起したが、時代に先んじすぎていたためか、その深い洞察が広く理解されることなく終わった。その大岡の珠玉のことばへの洞察を集録して生前の大岡の問題意識を継承しようとするコンパクトな一冊。

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