図書館には人がいないほうがいい

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著者:内田樹 朴東燮 
出版社:アルテスパブリッシング 松沢書店
価格:1,600円

発売日:2024年06月
判型:B6変/ページ数:240
ISBN:9784865592948

内容情報(日販商品データベースより)

コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために。

司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社……

書物文化の守り手に送る熱きエール



世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による

韓国オリジナル企画の日本語版を刊行!



2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、

日韓ともにきびしい状況に置かれている

図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、

司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、

「書物の底知れぬ公共性について」(書き下ろし)、

「本の未来について」、「書物は商品ではない」など、

「読む」ことの意味や書物の本質と未来を語る

第2部「書物と出版について」で構成。



朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるということは」と

李龍勳氏の推薦文「『図書館的時間』を取り戻すために」を収録



[本文より]

「僕は図書館というのも、本質的には超越的なものを招来する「聖なる場所」の一種だと思っています」

「図書館はそこを訪れた人たちの無知を可視化する装置である」

「図書館に向かって「みんなが読みたがるベストセラーだけを並べて置け。読まれない本は捨てろ。そうすれば来館者は増える」と言う人たちは知性と無縁な人間である」

「幸福な読書を経験するためには「読字」の時間が必要である」

「紙の本にまさるメディアを人類はまだ発明していない」

「書物とは異界への回路である」

「書物は私有物ではなく、公共財である」

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