自治体と総合性

その多面的・原理的考察

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著者:入江容子 内海麻利 北山俊哉 
出版社:公人の友社 
価格:2,500円

発売日:2024年04月
判型:A5/ページ数:162
ISBN:9784875559115

内容情報(日販商品データベースより)

本書は、二○二三年九月二三日(土)に行なわれた日本学術会議政治学委員会行政学・地方自治分科会主催・自治体学会共催のZOOMによる公開シンポジウム『自治体と総合性〓分権国会決議三○年〓』での報告・討論を基に各発言者に補筆頂いた記録に「解題」2編を加えて編集したものです。
 一九九三年の国会両院によって地方分権推進決議から三○年、分権型社会の構築を目指した二○○○年の第一次分権改革から既に四半世紀が過ぎようとしています。その間に自治の領域においてもさまざまなことが起きたわけでが、二○○○年当時目指し描いた分権型社会は現実されたのかどうか。
 この問題提起に対して、自治・分権を目指す自治体が追求する行政の総合性について以下の「報告」と「討論」が行われた。

〔報告@〕人口減少時代の自治体における「総合性」と「多様性」 入江容子(同志社大学政策学部教授)
〔報告A〕都市計画における「総合性」 内海 麻利(駒澤大学法学部教授)
〔報告B〕日本の政治発展の中での自治体の総合行政 北山俊哉(関西学院大学法学部教授)
〔討論者@〕多様で寛容な主権者の自治体社会を 片山健也(ニセコ町長)
〔討論者A〕自治体主体の「総合性」の実現を 阿部昌樹(大阪公立大学法学部教授)
 解題1 自治体と総合性をめぐって 嶋田暁文(九州大学大学院法学研究院教授)           
 解題2 縮減社会における自治体の総合性とは 金井利之(東京大学法学部教授)

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