10代に届けたい5つの“授業”

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著者:生田武志 山下耕平 松岡千紘 
出版社:大月書店 
価格:1,800円

発売日:2024年03月
判型:四六判/ページ数:264
ISBN:9784272331130

内容情報(日販商品データベースより)

学校では、学ぶ機会がほとんどないけれど、本当は身近で大切な問題がある。よそごとが「自分ごと」になる5つの“授業”。

【目次】
第1限 ジェンダーって、結局何なの? ……松岡千紘/吉野靫
前編 社会とジェンダーの関係を「自分ごと」として考える
はじめに
1 ジェンダーって何だろう?
2 「普通」を問い直す

後編 性的マイノリティの存在から、社会と自分の関係を考える
はじめに
1 社会のなかの性的マイノリティ
2 学校のなかの性的マイノリティ
おわりに

第2限 わたしたちのまわりで広がる貧困――非正規雇用、生活保護、野宿……生田武志
はじめに――ぼくが出会った貧困問題
1 2020年代の「子どもの貧困」
2 若者の貧困の背景――ひとり親・虐待・奨学金・発達障害
3 「子どもの貧困」は「女性の貧困」と「社会の貧困」
 4 ロスジェネ世代・高齢者・障害者・外国人の貧困
5 「経済大国」で「貧困大国」の日本――格差と貧困
6 生活保護バッシングと野宿者への襲撃
7 どんな社会が望ましいのか?――オランダモデル・フレキシキュリティ・ベーシックインカム
おわりに――自分のまわりをもう一度よく見てみよう

第3限 不登校から学校の意味を考える……山下耕平/貴戸理恵
前編 不登校ってズルいですか?
はじめに
1 不登校の歴史
2 不登校の理由、学校に行く理由
3 選択肢が増えれば解決する?
4 だいじょうぶであるには?
後編 何のために学校に行くの? 社会とつながるって?
はじめに
1 わたしの話と、精神医学による「個人の異常」とする不登校理解
2 社会学による説明――「社会の変化が不登校として現れている」
3 なぜ勉強はつまらない?
4 日本の特徴
5 不登校の「その後」

第4限 「自分ごと」として相模原事件を考える……野崎泰伸
はじめに――なぜ相模原事件なのか
1 優生思想の問題
2 地域で生きる
3 どんな社会が生きやすいか
おわりに――相模原事件を超えていくために

第5限 わたしたちは動物たちとどう生きるか……生田武志/なかのまきこ
前編 「家族」の動物と「食べ物」の動物
はじめに
1 家族の動物――ペット(コンパニオン・アニマル)
2 「食べ物」としての動物――畜産動物
3 動物の福祉――アニマルウェルフェア
4 世界から見た日本の評価――解決する三つの方法
後編 実験動物・展示動物・野生動物・震災と動物
はじめに
1 遠いようで実は身近な実験動物の存在について
2 「展示」される動物たち
3 資本主義社会に翻弄される野生動物
4 震災、人災と動物たち
おわりに――自分に何ができるか考えよう

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