柳宗悦とウィリアム・モリス

工藝論に見る宗教観と自然観

仕入元在庫あり

著者:島貫悟 
出版社:東北大学出版会 
価格:7,500円

発売日:2024年02月
判型:A5/ページ数:254
ISBN:9784861633928

内容情報(日販商品データベースより)

なぜ工藝は人間にとって重要なのか?近代の産業化の渦中でこの問いを正面から取り上げた柳宗悦とウィリアム・モリスの思想は、藝術論の枠にとどまらず、ルネサンス以降の人間観や自然観を根底から問い直すものであった。民藝運動とアーツ・アンド・クラフツ運動を支えたそうした両者の思想は、その背後にいかなる奥行きをもち、また、そこにはどのような共通性と差異があったのか。本書は、近年再評価の機運高まる両者の思想に、比較思想の観点からアプローチし、その関係について新しい理解を提示しようとする試みである。

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