格差社会のセカンドチャンスを探して
東大社研パネル調査にみる人生挽回の可能性
人生のセカンドチャンスはどれほど開かれているか。パネル調査から教育・キャリア・メンタルヘルスの格差と挽回可能性を検証する。
若年者・壮年者を長期追跡した「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」から、人生の歩みの過程で抱える不利を挽回・回復する機会をライフコースにおける「セカンドチャンス」として捉えた上で、日本社会でセカンドチャンスはどの程度存在し、誰がセカンドチャンスを得られるのか、格差の連鎖・継続の実像を明らかにする。