「書」の近代
その在りかをめぐる理論と制度
著者:柳田さやか 出版社:森話社 価格:4,900円 発売日:2023年10月 判型:B5/ページ数:368 ISBN:9784864051781
明治初期に翻訳語としての「美術」が誕生し、西洋的な美術観が導入されると、東洋において一体的な概念であった「書画」は「書」と「絵画」に分離し、書は美術の境界に位置付けられていく──。その後、近代日本において書はどのように評価されてきたのか。書道界の動向と理論、博物館、展覧会、出版、教育の諸制度より、書がいかに在ったのかを丹念に検証し、旧態の「美術史」を再編する。
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