小沼純一作曲論集成

音楽がわずらわしいと感じる時代に

仕入元在庫あり

著者:小沼純一 
出版社:アルテスパブリッシング 松沢書店
価格:12,000円

発売日:2023年03月
判型:A5/ページ数:976
ISBN:9784865592689

内容情報(日販商品データベースより)

〈作曲〉は、音楽のはじまりだろうか──

“contemporary music”をかたちづくる180人を超える作曲家とその周辺。

40年におよぶ思考を辞典形式で再構成する。



「作曲という、部屋にこもってひとりでおこなう作業、そうした「イメージ」が抱かれやすい作業……

 ひとりでやっているようでいて、まわりからうけるさまざまな刺激や影響があり、

 それ、それらを変換して、他者を介しまたべつの他者、他者たちに波動をつたえる通過点としての、

 ブラックボックスとしての、作曲家。その部分が個人としてとくに強調された時期の固有名」

 ──「あとがき」より



現代の音楽文化を対象に旺盛な執筆活動をつづける音楽評論家・小沼純一が1980年代半ばからおよそ40年にわたって、さまざまな媒体に発表してきた「作曲」をめぐる文章を一挙集成。

180人以上の「作曲家」とその作品、楽器や演奏家など「作曲」の周辺をめぐる思考を、作曲家名のアルファベット順に並べ、「作曲家事典」として活用できるよう構成した。



ひとりの評論家による「作曲の世界」の定点観測として、他に類をみない規模・期間にわたる貴重な記録を1冊に。

幅広い視野に立ち、自由で軽やかな筆致で綴られた文章は、わたしたちを「作曲とはなにか」という深い思索へといざなう。



アルテスパブリッシング創業15周年記念出版。600部限定。

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