動物という隣人

共感と宗教から考える動物倫理

仕入元在庫あり

著者:鬼頭葉子 
出版社:新教出版社 日本キリスト教書販売
価格:5,450円

発売日:2023年02月
判型:A5変/ページ数:420
ISBN:9784400407607

内容情報(日販商品データベースより)

我々は脆弱で依存的であるがゆえに動物という「隣人」と共に生きる存在である――

哲学とキリスト教神学からのアプローチにより、従来の理論に潜む人間中心主義を克服すべく、共感とアガペーに基づいた新たな動物倫理を構想する。

動物の権利は関係的権利であり、脆弱性が権利の源泉となる。脆弱性とは有限性と依存性であり、依存性ゆえにすべての生は連帯し、関係的存在となりうる。脆弱性はときに苦しみをもたらすが、その苦しみに対する共感が共同体における合意形成を促し、動物への配慮を権利化する。宗教は、動物を含むすべての生に対する脱人間中心主義的な視点を提供し、アガペーとケノーシスに基づく倫理的配慮の可能性をも示唆する。

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