近代ドイツ農村社会の誕生
領地文書から見た開発・紛争・教育
東部ドイツ,ブランデンブルク地方の村落社会は中世のドイツ系住民の入植によって成立し,これらの村の多くは21 世紀の現在においても存続する。本書は18 世紀領地研究の成果を引き継ぎ,19 世紀前半にも研究対象を拡大,この地域の2村,レカーンとフリーデルスドルフの手稿史料にもとづいて,地域社会に内在しながら農村が近代市民社会へと転化しえた秘密を解明する。「土地資源の利用」「階級形成と紛争」「メディアと教育」の面からの包括的論述に意義がある。