哲学のなぐさめ
著者:アニシウス・マンリウス・トルファトゥス・セヴェリヌス・ボエテ 松ア一平
出版社:京都大学学術出版会
価格:3,600円
発売日:2023年01月
判型:四六判/ページ数:348
ISBN:9784814004249
「最後のローマ人」による主著が原文から待望の新訳。ローマの名門に生まれた著者は、東ゴート王国に仕えて昇進、公務の傍らギリシア論理学書の翻訳・註解に努めるも、反逆罪に問われて幽閉、処刑された。彼が獄中で書かれた本書は、全5巻をとおして散文と韻文を交互に配し、人格化された「哲学」との対話形式を採る。中世では聖書に次いでよく読まれ、チョーサーや女王エリザベス1世らも自ら英訳した。