リンカン郡抗争の顛末とビリー・ザ・キッドの真実
伝説に彩られた西部開拓時代のならず者であるビリー・ザ・キッドは、二十一歳で二十一人の男を殺したと言われたが、事実はどうだったのか。彼は強盗や殺人を平気で犯す凶悪な犯罪者だったのか。少なくとも日本ではビリー・ザ・キッドの本当の姿を詳しく語ったものがない。そこでまず、ニューメキシコの僻地で勃発した実業家たちの暴力を伴った「リンカン郡抗争」の詳細と共に、まだ十代半ばだったキッドがどのように係わったのかを分かり易く記述した。次はその後家畜泥棒を働いてならず者になり、保安官パット・ギャレットに殺害されるまでの経緯を描いた。そして、未だに解けない出生地、年齢、本名、殺されずに生き残ったという噂、実際に犯した殺人件数など、伝説から事実に取って代わり、通説とは異なるキッドの本当の姿を追求し検証してみた。本書はこれまで知られていなかったビリー・ザ・キッドの真実を突き詰めた歴史の実録である。