樺太における日ソ戦争の終結
知取協定
著者:ニコライ・ヴィシネフスキー 小山内道子 白木沢旭児
出版社:御茶の水書房
価格:2,800円
発売日:2020年08月
判型:A5/ページ数:144
ISBN:9784275021229
終戦75周年記念出版。樺太では1945年8月22日まで戦闘がつづいていた。ソ連側兵士の証言と日本とロシアの史料や多くの写真で構成。
知取協定締結以降に、豊原空襲(豊原駅前の避難民が被災、死傷者数約400名)があり、真岡の停戦は翌日であった。ソ連側の資料を用いて、知取協定の重要性を実証した本書は、ロシア史としてはもちろん、日本史の研究成果としても画期的なものであり、広く日本の読者に伝えたい書物である。また、樺太はじめ日ソ戦争の各地域・各戦場についての実証的な研究は、まだ緒についたばかりである。今後の課題である。