てっぺんの上
「遠くへいきます」 そう書かれたメモを残して母親がひとり家を出たのは、エナの5年生の入学式の日だった。
エナの心には、それからいつも罪悪感が付きまとう。
家を出る直前、「どこにでも行けばいい」と母をなじったのは自分だったからだ。
人生には、悪いことが必ずあるけれど、悪いことの中にもきっといいことがある。そう考えたら、前を向くことができるはずです。
エナは最悪な時の中で、勝頂山からの景色を見て、悪いことばかりではなかった日々に気付きます。「見方を変える」ことの必要性が、読者にもきっと伝わる一冊です。