前近代スペインのサンティアゴ巡礼

比較巡礼史序説

流通経済大学社会学部創設30周年叢書  
仕入元在庫あり

著者:関哲行 
出版社:流通経済大学出版会 
価格:1,200円

発売日:2019年10月
判型:四六判/ページ数:226
ISBN:9784947553812

内容情報(日販商品データベースより)

イェルサレム、ローマと並ぶ中世ヨーロッパの三大聖地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラは、ヨーロッパ大陸の極西部に位置する「地の果て」の聖地で、異教や異端の聖地・聖所を幾重にも積み重ねながら成立した。生と死、天と地が一体化して異界(来世)へと繋がる「聖なる中心点」は、十二使途の中で最初に最初に殉教したとされる聖ヤコブゆかりの聖地でもある。白馬に跨って天から舞い降り、ムスリムを殲滅する「キリストの戦士」聖ヤコブは、病気治癒や霊的救済に関する様々な奇跡譚の主体ともされた。十字軍時代にあたる12世紀以降、ヨーロッパ全域から多数のキリスト教徒巡礼者を蝟集された主動因がここにある。

 本書は巡礼と密接に関連する民衆信仰、シンクレティズム、「観光」、慈善をキーワードに、前近代スペインのサンティアゴ巡礼を読み解こうとするものである。ユダヤ教、キリスト教、イスラームという三つの一神教の系譜関係を意識して、ムスリムとユダヤ人の巡礼にも言及する。

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