ホフマン物語

ホフマンの幻想小説からオッフェンバックの幻想オペラへ

オペラのイコノロジー 6 
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著者:長野順子 石井朗 
出版社:ありな書房 
価格:3,600円

発売日:2018年09月
判型:A5/ページ数:206
ISBN:9784756618627

内容情報(日販商品データベースより)

一八五一年の一二月、第二共和制の初代大統領ナポレオン三世がクーデターにより全権を掌握し、第二帝政という時代が幕を開けた。この時代は、オッフェンバックの享楽的なオペレッタに見られるように、「旧」の文化が「新」の文化にまさに変質変容していくその途上にあって、政治的、経済的、芸術的なカオスともいえる時代であった。その時代に華を咲かせたこのオッフェンバックの「幻想オペラ」と銘打たれた全五幕のオペラ《ホフマン物語》は、一九世紀ヨーロッパ文化の中心地パリで「オペレッタの王」と呼ばれた作曲家ジャック・オッフェンバックが、生涯の最後に手がけた唯一の本格的なオペラ作品である。かつてオペラ座で繁栄を誇ったグランド・オペラや、より親しみやすいオペラ・コミックの形式を踏襲しつつ、その「幻想」的な内容は、怪奇かつシニカルな笑いを含む奇抜なものであった。音楽的にも、伝統的なオペラへの諷刺やパロディに満ちた、むしろ「反」オペラあるいは「メタ」オペラともいえるものである。

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