ゆめのほとり鳥

新鋭短歌シリーズ 40 
仕入元在庫あり

著者:九螺ささら 
出版社:書肆侃侃房 地方・小出版流通センター
価格:1,700円

発売日:2018年08月
判型:四六判/ページ数:141
ISBN:9784863853270

内容情報(日販商品データベースより)

【どうしてこんなことを思いつけるのだろう。】
驚嘆しつつ、圧倒されつつ、混乱しながら納得してしまう。
そこに真実が宿っている気がしてならない。
(東 直子)


[自選短歌五首]
「ハープとはゆめのほとり鳥の化身です」余命二ヶ月の館長は言う

《非常口》の緑のヒトは清潔なきっとわたしの運命の人

舫(もや)われた二艘の舟として生きるきみの存在がわたしの浮力

ドアスコープの魚眼レンズを覗いたら一滴(ひとしずく)のこの世が見えた

春を練りシナモンロールに焼き上げる仕方ないことを仕方なく思う

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