音楽の原理
著者:近藤秀秋
出版社:アルテスパブリッシング 松沢書店
価格:8,000円
発売日:2016年11月
判型:A5/ページ数:568
ISBN:9784865591521
物理学、心理学、認知科学、文化人類学、音楽学、音楽理論……
あらゆる知の領域を越境し、音楽の淵源にせまる!
全音楽人必読!
音楽の謎がいま解明される。
◎本多俊之(サックス奏者、作曲家)
音はなぜ音楽になるのか──。
音楽家なら誰もが抱くこの問いに、答えを出そうとする者が現れようとは!
長年スタジオや音楽の現場で積んだキャリアが、その思想に説得力を与えている。
これは音楽をする者すべてが読むべき書だ。
◎小鍛冶邦隆(作曲家、東京藝術大学教授)
歴史にも哲学にも芸術にも
「普遍」を観ようとした19世紀以前の教養主義は廃れ、
音楽が個人的な思い込みに囚われるようになって久しい。
ここに新たに「音楽の普遍」に挑んだ冒険の書が登場した。
◎片山杜秀(音楽評論家、政治思想史研究)
理論と実践、精神と身体の統合──。
“全体性”の魔に取り憑かれた現代の百科全書。
◎喜多直毅(ヴァイオリン奏者)
著者の演奏や作品に強く惹かれる私だが、
この一冊を通して彼の音楽の源を遡り、哲学に触れ、
よりいっそうその魅力の謎にせまることができた。
そして同じ演奏家としていくつもの発見や気づきを与えられた。
音楽にあふれた日々を送っていても、
いつしかその本質を見失いがちな私にとって、
折に触れて立ち返りたいのが本書である。
音楽という事象や様相の論理的解明はもとより、
演奏と作曲にかんする具体的な示唆やアイディアに富むこの一冊を、
多くの音楽家に強く推薦したい。