ヴァーグナーと反ユダヤ主義
「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神
著者:鈴木淳子
出版社:アルテスパブリッシング 松沢書店
価格:3,000円
発売日:2011年06月
判型:A5/ページ数:304
ISBN:9784903951447
人類愛を謳い上げる理想主義には、
恐るべき現実性がひそんでいた。
山崎太郎氏(東京工業大学教授、日本ワーグナー協会理事)、推薦!
「美しき理想が排他的イデオロギーと結びつく可能性は19世紀から百年以上を隔てた今日の社会にも潜在しているし、私たちひとりひとりもこの問題の当事者にほかならない」
ヴァーグナー芸術の特徴である理想主義には、恐るべき現実性がひそんでいた。
「反ユダヤ主義」──古来ヨーロッパ精神に伏流し、19世紀後半ドイツにおいて異常な高まりを見せ、20世紀にナチスによる大破局を招くことになる思想が、ひとりの作曲家の精神構造にどのような影響を与え、その芸術にどのような刻印を残したか。
これまで観念的に語られてきたヴァーグナー芸術と反ユダヤ主義との関係を、彼の音楽作品、論文、書簡、妻コージマの日記、同時代の資料などをもとに徹底的に洗い直し、実証した画期的研究。
これからのヴァーグナー研究はこの一書から始まる!
〈叢書ビブリオムジカ〉シリーズ、第1冊。